カラフルなハウンドトゥース柄のバッグ

この形のバッグを作ることにハマってしまい、ひとまわり小さなサイズで縫ってみました。

長財布、スマホ、パスケース、タオルハンカチにキーケースなどが入ります。

うん。かわいい😍

二面性のあるバッグ

このハウンドトゥース柄のジャカード生地は、ひと模様の繰り返しの幅が大きい。服を縫う時に重視する「柄合わせ」は通用しないので「どうかなぁ」と思っていました。でも、小さな面積で切り出すと、色柄のチグハグさが魅力になることがわかりました。

ひとつのバッグなのに表と裏で表情が違う。
片面は夜。片面は夕立のあとの夏の西の空みたいな感じ。

底面の、強い色と淡い色が拮抗する感じも気に入っています

大きな柄を小さく切り出す

大柄な布を小さな面積で使うおもしろさというものがあって、立体になるにつれて「小粒でピリリと辛い」的な存在感が顕れてくるのも意外で楽しい。

と、さも最初から狙ってやっていたかのように書いていますが、実はなりゆきです。

ジャカード生地って芯を貼るとめちゃくちゃ縮むんですね。特に縦方向の収縮率がひどい。今回、計算してみたら8.9%も小さくなっちゃってました。接着芯を貼ったら想定以上に縮んでしまい、やむを得ずひとまわり小さなサイズに整えた。その結果なのです🤫

怪我の功名と言いましょうか。これぐらいの面積だと、別なかわいさが見えてくるものなのですね。
布の柄が多色で賑やかだとつい欲張って「この色の部分まで入れたい」「このダイナミクスを作品でも見せたい」と大きな面積で切りたくなりますけども。

この淡いオレンジと朱色が、夏の夕映を受けた積乱雲のようで気に入っています

たかが布バッグとはいえ

内側にはパスケースが入るぐらいの小さなポケットをつけました。
ターコイズブルーよりの緑の内布は、表の布のごく一部にちらっと使われている色と同じものにしました。

既製品の布製バッグは安価なものも多く、糸の色が布と合っていないことがほとんどです。濃い色の布なのに白い糸が使われていたりするといかにもチープな感じでがっかりします。
ハンドメイドを趣味とする人でも、糸は白と黒しか持っていないという人もいます。糸の数を増やさないためのようです。しかし、私にはそれがどうしても気持ちが悪くて、布にあった色の糸を使う癖がついています。
たかが布バッグとはいえせっかく時間を使って好きなように作れるのです。それなら糸の色も納得ゆくものにしたい。

こだわりが強いのはいいことばかりではないのもわかっています。
裏布の色味が決められず、ずっと取り憑かれたみたいに考え続けることもあります。
無難な色の布を用意しておいて、どんな布でも裏地はそれと決めたら楽なのでしょう。
が、それじゃつまらない。「裏地がこの色だからいいんだよね!」と、持っていて楽しい気持ちになれるかどうかがわたしには大事なのです。
襲(かさね)の文化の国の人ですから。