はい。
というわけで、本日のテーマは加齢臭です。
直球すぎてすみません。だけど、ニオイ、特に体臭については他人が指摘しにくいですよね。まして自分の体臭には気が付きにくい。クサいおばさんにはなりたくない!それなのに、気づかぬうちにクサい人になっていたりして…と思うと、気が気ではありません。
加齢臭はなぜ発生するのか
加齢臭は30代からもう始まってしまうという無慈悲な現実があります。実際、こぎれいにしている若い男性でも「うわクッサ!」と思わずのけぞるような加齢臭をさせている人もいますね。あれはなぜなのか。
加齢臭は、その名の通り”加齢”に伴って発する中高年の方に多い、特有の臭いです。
原因としては、主に皮脂腺の中にある”ノネナール”という物質が臭いを引き起こします。
専門的な話になりますが、年齢を重ねる事で皮脂腺内の”パルミトオレイン酸”と呼ばれる脂肪酸が増加し、同時に”過酸化脂質”も増え始めます。
この”過酸化脂質”が”パルミトオレイン酸”と結びつく事で、”ノネナール”という物質が出来るのです。
脂質の多い食事をしていると、皮脂の分泌を増やすため、”ノネナール”の発生量を増やします。
その為、生活習慣も加齢臭に影響してくるのです。
また、女性よりも男性の方が皮脂の分泌量が多い為、加齢臭が発生する事が多いと言われています。
横浜内科・在宅クリニック「加齢臭がする原因と対策を解説|どんな匂い?何歳から匂う?」
加齢と共に酸化を抑える力が弱まってくることで、もわんとした匂いが発生するということですか…。
ちなみに、朝日新聞デジタルでは「加齢臭と呼ばれる体臭は(中略)「古い畳」や「古本」のようなにおいがします」などと書いてありますが、古本に謝って欲しい。古本の匂いと加齢臭は全く別です。あの記事を書いた人の嗅覚や匂いのサンプルはどうなっているのか、そっちの方が気になってしまいます。
加齢臭を抑えるには生活習慣を変えろ
ちょっと調べてみると、どこのサイトでも「とにかく身体を洗え。そして身につけたものはすぐ洗え。枕カバーや寝具類ももれなく洗え」と書いてあります。よかった。わたしは寝巻きと枕カバーは毎日とりかえて洗っています。もちろんバスタオル類もです。
また、先にも引用したように、脂質の多い食事では加齢臭もブーストされるそうです。揚げ物は滅多に食べないし、鶏も皮を剥がして食べてるのでこれもセーフ。
それでも「ん…?(スンスン)加齢臭だ!」と自分で感じる時があるのです。恐ろしい…
加齢臭を抑えるボディソープを使う
加齢臭対策を謳ったボディソープもいくつかあります。
Deocoはわたしも以前使っていましたが、コスパが悪い。それに洗い上がりがさっぱりしないのと匂いが甘すぎるのが難点でした。30代や40代前半の女性向けの商品なのでしょうね。自分の年齢とつりあいが取れない匂いをまとうのは避けたいので、別なボディーソープにしてみたりしました。
しかし、今度は肌がヒリヒリするようになり、ボディーソープをつけることそのものが恐ろしくなってしまいました。肌質の変化が早い。加齢ってこんなふうに進むんだ…と驚き呆れました。が、生き物としての生命力が低下しているのだから仕方がない。
加齢臭対策には柿渋がいいらしい
最近、加齢臭対策に柿渋がいいらしいと知り、柿渋をつかった固形せっけんを買ってみました。
固形せっけんなら量の調節もしやすいですし、肌質に合わなくても洗濯物の部分洗いに使えて無駄にせずにすみます。
柿渋というと、防虫、防腐、防水対策として用いられる赤茶色の液体というイメージですが、防臭・抗菌作用もあるのです。
青い渋柿を搾った果汁を発酵・熟成させて作るものなので、柿渋そのものが強烈な匂いをもっています。「柿渋せっけん」ときいても「くさかったらいやだなぁ」と思ってしまっていました。
こちらの株式会社ペリカン石鹸の柿渋せっけんは柿渋臭が全然しません。パッケージにあるとおり、ほんとうに「シトラスハーブの香り」です。
柿渋せっけんの使い心地と効果
1週間使ってみていますが、肌に問題なく使えています。わたしは敏感肌でアレルギー体質で、ボディタオルは麻とコットンの混紡のものをつかっています。今のところかぶれやヒリヒリなどは起きていません。せっけんについている香りは、時間が経つと無臭な感じになります。
自分の体臭を客観的に評価するのは難しいですが、締め切った浴室に残りがちだった加齢臭を感じることがなくなりました。また、背中の肌がすべすべになりました。効果はあると思います。
ペリカン石鹸 薬用柿渋せっけんの2個セットはヨドバシドットコムでも購入可能です。
(アフィリエイトではありません)
衣類や空間の加齢臭対策には【きえ〜る】がおすすめ
ひんぱんに洗わないもの、そもそも洗えないもの(ソファやカーペットなど)にも加齢臭対策をしたい。フ⚫︎ブリーズみたいな消臭剤を使う人も多いかもしれません。だけど、あれは発がん性物質を含んでいます。動物の家族がいるご家庭には絶対におすすめしません。
わたしが2018年から愛用しているのがこちら、環境大善の【きえ〜る】という商品です。
これは微生物の働きで腐敗臭や酸化臭を発生させないようにするものです。原材料はなんと牛の尿です。酪農の盛んな北海道の北見市で開発されたバイオ系消臭剤で、加齢臭、洗濯物の生乾き臭、介護臭、動物の匂いなども消してくれます。
こちらの記事がくわしく説明しているので、ぜひ読んでみてください!
牛のオシッコが地球を救う!? 北海道で出会ったミラクル液体「きえーる」
ボディワーカーとして仕事を始めたときに頭を悩ませたのが、シーツやタオル等の匂い対策です。
柔軟剤や匂いの強い洗濯洗剤は使いたくない。できるだけ無臭に近いリネン類と空間を用意したい。そう思っていた時に【きえ〜る】に出会いました。匂いに匂いを重ねる消臭剤ではない点がとてもありがたかったです。
効果を実感しているので、かれこれ6年ほど洗濯用の「きえ〜る ほほえみ」を切らさず使っています。
加齢臭以外にも効果あり
【きえ〜る】には室内用、介護用、ペット用もあります。スプレータイプのものは手軽にシュッシュとできて便利です。口に入っても無害なので、ペットのおもちゃやベッド、飲み水にも使えます。猫友さんにも愛用者は多く、おすすめしたら「ウチでも使ってるよ!」といわれることもよくあります。
【きえ〜る】はいろいろなラインナップがありますが中身は基本的に同じです。室内用のスプレーを試しに買って使ってみることをおすすめします。
環境大善のオンラインショップはこちら→https://store.kankyo-daizen.jp/
匂い対策ばっちりで、梅雨と夏をストレス少なく乗り切りたいですね。