先日、帰宅したらAmazonから大きな荷物が玄関ドア前に置き配されていた。
まったく身に覚えがなくて発送伝票を確認した。すると、宛先は隣接する別のマンションの同じ部屋番号の方だった。つまり誤配だ。
しかもギフト設定されていて、「4月1日配達必須」と書いてある。
まずいやん。
立てた長方形の段ボールから、はらりとメッセージカードがこぼれ落ちた。「〇〇ちゃん、初XXXおめでとう!」って文字がぱっと目に入ってしまった。焦って隙間から押し込んでおいた。
お祝いやん。ますますまずいやん。送ったほうも、送られたほうも、まさかよその家に配達されているとは思うまい。
Amazonに問い合わせてみた
Amazonにログインして誤配の場合の連絡ツールを探す。ところが、自分の注文した商品の問い合わせはできても他人の注文したものはどうしたらよいのか、メニューのどこにも書いていない。ヘルプからあちこち開いて情報を探したが、ない。
困惑した結果、AIチャットボットと話すという選択肢があることに気がついた。
AIチャットボットかぁ。意図が通じるかな…という嫌な予感が的中した。
まずボットが提示してくる選択肢がひどい。「それ、すでにヘルプページでも何回もみたセットなんですけど…ききたいことの選択肢がなかったからあなたと話してるんですよ?」と言いたくなる。ふりだしに戻る感がひどい。
AIのとんちんかんな返答につきあわされるのみならず、その度に「問題は解決しましたか?」とパッと表示される。これがまた苛立たしい。なんでこれで解決したと思うねん。どあつかましい。都度「いいえ」をクリックする。
察しの悪いAIも4回目にさすがに「あ、なんかこれちがうんだな」と気づいたのか、人間から電話してほしい?という選択肢を出してきた。
最初からそれを出せ、それを。
サポートの人と話す
ためらいなく「はい」を押したら、すぐに若い男性から電話がかかってきた。
ところが音声がひどい。なにをいっているのかわからないほどにノイズがひどい。担当者の声もかすかにしか聞こえない。ホラー映画なみにザーザーとノイズが響き、人の声が遠のいたり途切れ途切れになったりする。昭和の衛星電話なみにひどい。
それでもなんとか要件をつたえると、注文番号か伝票番号はわかるかと訊かれる。戸外に出て、荷物の前でしゃがんで伝票番号らしきものを伝えようとするが、Amazonのいう頭番号や記号で始まるものがどこにも書かれていない。これは想定外だったようで、先方も困惑していた。あれこれ調べてくれたがお手上げだと10分ぐらい経って判明した。結局、別な部署に繋いでもらうことになった。
今度はクリアな音声でホッとした。ホラーじゃなかったし話もスムーズに伝わった。最初からあなたとお話ししたかったです、M本さん。
そこで驚きの事実を伝えられる。
「誤配は配送業者がおこしたことなので(Amazonの手違いではない)、配送業者に連絡してもらえないか。Amazonから配送業者に問い合わせはできないシステムになっている」。
これをたいへん丁寧な言葉遣いで申し訳なさそうに説明された。
早く言っていただきたかったー!
配達業者へ連絡するのが正解
というわけで、教えてもらった電話番号からヤマト運輸に連絡がついて荷物を回収してもらった。(その電話番号は非公開のもののようなのでここには記載しないでおく)
どれほど小さな発送伝票でも、ヤマト運輸の伝票番号は必ず書いてある。それさえわかれば問い合わせフォームから連絡も可能だ。(法人で受け取ってしまった場合などはこちらのほうがエビデンスが残るのでおすすめ)
ヤマト運輸のお問い合わせフォームのリンクはこちら:
https://customer.kuronekoyamato.co.jp/FormPage
よく調べてみると、誤配の連絡は専用の連絡フォームがある。個人ならここからのほうが解決が早い。
ヤマト運輸の「よくある質問」ページで「誤配」と入力すると下記ページがヒットする。(FAQ番号:1587)
https://faq.kuronekoyamato.co.jp/app/answers/detail/a_id/1587/kw/%E8%AA%A4%E9%85%8D
ページの下の方にある「お荷物の回収手続きフォーム」をクリックするとチャット画面が開く。そこから連絡するのが解決までの最短ルートだ。
小さな荷物ならわたしが持って行ったほうが早いが、大きな荷物だったのでそれは今回は無理だった。
それにしても、誤配の場合は配達業者に連絡してくれという情報を、Amazonはもっとわかりやすい場所に大きく出しておくべきではないかしら。