インド刺繍リボンをアクセントに

インド刺繍リボンが好きで、うっとり眺めてはしまいこみ、形にできずにいました。
しかし、使わない資材を溜め込んでいても仕方がない。老眼の進む具合から考えても、どんどん作品にしたほうがいい。
そう考えてティーコゼやバッグのアクセントとしてせっせと形にしています。

11号帆布バッグとチュール系刺繍リボン

薄手のチュール地に大ぶりな刺繍が施された幅広の刺繍リボンは、柔らかい生地と相性がよい。
こちらのリボンは地のチュールが淡い小豆色だったので、燕脂っぽい色の11号帆布に合わせてみました。
ただ、インド刺繍リボンは端の処理が甘いことが多く、このリボンも端のステッチが雑なのです。日本人の考える「雑」のレベルの数倍は雑です(笑)その雑なステッチをみせたくなくて、紫色の細いリボンを上下に縫いつけて隠しました。

両面テープを活用

画像でもわかるとおり、この細いリボンはグログランっぽい仕様です。こういうリボンは縫いつけるときにずれるので要注意です。
そこで、今回はアイロン接着の洋裁用両面テープで仮止めしてからステッチで叩いておきました。
紫のリボンの幅(0.6cm)に合わせて両面テープの幅を0.2cm細くする作業が発生しましたが、細かいことをしたい気分だったので、この仕込みも楽しめました。気持ちに余裕がなかったら、ムキーッとなっていたことでしょう。

8号帆布バッグと刺繍リボン

綿50%、麻50%の8号帆布はバリバリに硬くて手強い。しかもまち針を受けつけない。無理に刺すと「く」の字に折れ曲がる。
そんな布にも、小さな面積ならインド刺繍リボンは合わせることができます。こちらの刺繍リボンも黒いチュール地です。が、幅が狭くて模様の密度も高いので、まったく色が異なる硬い帆布にあわせても違和感なく仕上がりました。

ミシンの糸調子が難しい

今回、いちばん困ったのはミシンの糸調子でした。
普段の糸調子だと、分厚い帆布を縫うと上糸(うわいと)が裏側にびょろびょろ出てしまいます。上糸の調子をとるダイヤルを時計回りに4、5回まわして張力を上げ、やっといい感じになりました。
ところが、その糸調子のまま、太い30番手の糸で刺繍リボンを帆布に縫いつけると裏側で糸がめちゃくちゃになってしまいます。刺繍リボンを8号帆布に縫い付けるときは、・60番手の糸・11号針・普通地用の糸調子で縫うのがいいみたいです。


帆布トートバッグは、こちらの動画を参考に作っています。

インド刺繍リボンはいろんなお店で取り扱いがあります。実店舗は大変危険です(笑)
わたしはいつもTrip Utopiaさんのサイトを拝見してうっとりしています。興味のある方はぜひご覧くださいね。