蒸籠(せいろ)で蒸し鶏

蒸籠があるとなにかと便利です。
ちょっとだけ残った野菜を蒸すのにも便利ですし、冷凍の豚まんなどを温めるときにも活躍します。まんじゅう類は、電子レンジより蒸籠でふかしたほうが皮がふんわりおいしく仕上がります。

脂が落ちるのもいい。
そしてなによりガス台まわりが調理で汚れないのがいい。

わたしは18cmの蒸籠を今は愛用しています。一人暮らしにはこのサイズがピッタリです。
今日は蒸し鶏を作りました。

ホーロー鍋の上に蒸籠が乗っている様子。手前には鶏肉が器に入ってスタンバイ

蒸し鶏の作り方

鶏もも肉1枚の余分な脂をのぞいてすじを切ります。(「余分な脂」とは、皮からはみ出している白〜薄黄色い脂をさします)
塩と酒を少量ずつふり、長ネギの青いところと生姜のスライスをのせます。次に湯気の上がった蒸籠に器ごといれて蓋をし、約20分で出来上がりです。

蒸し鶏はできたての熱い状態だときれいに切れません。粗熱がとれたらラップをかけて冷蔵庫で寝かせます。数時間かけて冷やした蒸し鶏をパン切り包丁で切れば、薄いスライスもきれいに作れます。

タレはお好みの中華ドレッシングやごまダレなどで十分ですが、薬味たっぷりがお好みなら簡単に手作りできます。

薬味たっぷり 蒸し鶏のタレ(鶏もも肉1/2枚に対する分量)

生姜1かけと長ネギの白いところ(7cmほど)をみじん切りにしてボウルにいれたら、醤油大さじ1.5、酢大さじ1、三温糖小さじ1/2、ごま油小さじ1を入れてよく混ぜます。砂糖が全部溶けるまでかきまぜてください。
ネギは白いところだけを使い、芯はとったほうが上品な味になります。いつまでも口に残るネギの匂いがちょっと苦手という場合は、芯をとってみてください。

タレは食べる直前に作って、蒸し鶏に乗せるようにかけます。仕上げに白ごまをふってできあがりです。

緑色の器に持った蒸し鶏とトマト。薬味たっぷりのタレをかけて。

蒸籠は手頃な値段で買えます。手持ちのお鍋の径とあわせて買うのがおすすめです。これからの季節、蒸し料理は台所を温めてくれますし、湿度もあげてくれます。
わたしが買った18cm径のせいろのリンクを貼っておきます。
https://www.yodobashi.com/product/100000001001867018/

美味しいものを安全な場所で安心して味わって食べられるのは、ほんとうに幸せなことですよね。
インターネットすら遮断されてしまったガザがいったい今どうなっているのか。心を痛めつつの昼食となりました。