暑くなってきました。まだ4月中旬というのに、晴れた日の昼さがりには冷房をつけたくなります。
エアコンを本格稼働させる前に掃除したほうがいい。そうわかっていても面倒でつい先延ばしにしてしまいます。
本当ならプロに依頼してエアコンをしっかりクリーニングしてもらうのが理想です。だけどまだ買ったばかりだし、そこまでの汚れではないはずと考え、市販の洗浄スプレーを試すことにしました。
スプレーの勢いが強い
買ってみたのは【らくハピ エアコン洗浄スプレー】の無香料タイプです。自動お掃除機能つきのエアコンにも使えます。
名前がふざけている…らくハピって…と一抹の不安を感じつつ、缶本体に記載の説明を読んでからとりかかります。
最初にエアコンの室内機のフィルターをとりはずして掃除機で埃を吸い、水洗いしてから干しておきます。コンセントを抜き、窓をあけて換気しながら洗浄液をフィンに吹き付けると取説にあるので、そのとおりにします。
ところが、のっけからえらい目にあってしまいました。
勢いよく噴射される洗浄液が、はねるんです。防護メガネとマスクはもちろん、髪を保護するものも必要でした。
掃除用のキャップなどない!ということで、手拭いで姉さんかぶり(あねさんかぶり)をして再スタートです。
泡が出てくるのではと勝手に思っていましたが、泡はでてこず、また、フィンに付着してからも泡にはなりませんでした。やや揮発性のある洗浄液で、液ダレなどもせず扱いやすかったです。液ダレがないのと揮発するのとで、大がかりな養生が不要なのもありがたい。養生めんどくさいんだもん!
1缶の容量がかなりたっぷり
取説には1台につき1缶を1回で使い切るようにと書いてあります。ところがかなり余る。
この冷房が6畳間まで対応の小ぶりのものだからかもしれません。10畳以上対応の大型のエアコンだとフィンの面積も広いから、そのサイズを想定しているのでしょう。
使いきれなかった分は、もう1台の大きなエアコン(パナソニック製で掃除機能付き)にも噴霧しておきました。当然ですが、2台分には少し足りませんでした。(なお、窓掛け式簡易型エアコンやカーエアコン、天井取付け型エアコンには使用不可です)
放置時間でホコリなどを掃除
洗浄液をくまなく噴射した後は、10分間放置します。洗浄後の液は排水パイプから排出されるそうです。
放置している間に布でエアコン本体の汚れや埃を拭いたり、吹き出し口のルーバーの奥を掃除したりしました。
ルーバーの奥を初めてじっくりみましたが、かなり汚れているんですね…
よくしなるスティックタイプの掃除道具(一緒に購入しておいた)で掃除しました。
気になるニオイが消えた
シーズン最初にエアコンをつけると、雨に濡れた柴犬みたいなニオイがしませんか?今回、掃除するにあたって、比較のため掃除前に少し運転してみました。うん。くっさ!
その状態がどうなったかなとワクワクしながら掃除後に運転してみたところ、洗浄液のにおいがしました。3分もすると洗浄液のにおいは消えてゆき、30分後にはほとんど気にならなくなりました。翌日にも運転してみたところ、まったく匂いがしなくなっていました。快適です。
1点、気をつけたほうがいいなと思ったことがあります。
洗浄後に運転すると、最初だけ水分が小雨のようにパパッと飛び散りました。エアコンの直下にベッドや濡れたら困るものがある場合は、念のためにバスタオルなど広げておくのをおすすめします。
10年ほど前に似たような洗浄液を買ったことがあるのですが、効果をあまり感じなかったんですよね。だけど、このエアコン洗浄スプレーはとてもよかったです。メーカーさんの努力がすごいのかと思います。ちょっと感動しちゃったので、シーズン最後にまた買って掃除しようと企んでいます。
2本セットなどもあるようです。エアコン本格稼働前にぜひ掃除してみてください。あっけないぐらい簡単なので、拍子抜けすると思います。これでも「くっさ!!」となるようでしたら、プロに掃除をしてもらってください。