道具を管理する能力

いきなりの創作意欲爆発であれこれ創っています。
製作途中で資材や仕事の都合で中断せざるをえないことは多々あり、そのたびイライラしてしまいます。
ずっと集中していたい!
しかし休日など、朝から晩まで過集中状態で作業をした日には首こりと肩こりで疲労困憊するのがオチです。

これもまだ未完成。時間と疲れない目がほしい。

なににこんなに時間と手間をとられているのか…と、ふと振り返ってみました。

バッグひとつ縫うにしても、縫っている時間なんてせいぜい20分程度です。布の地直し、パターンおこし、裁断、芯貼り、印つけなどの仕込みや、こまめなアイロンがけのほうがよっぽど時間がかかります。そして道具の出し入れや後片付けにも時間を要します。なにもかも出しっぱなしでいいアトリエは、あいにく持っていないので。(ほしい)

ひとつのものを作るために使う道具の多さに、洋裁やものづくりはしない方は驚かれるかもしれません。
鋏ひとつとっても最低でも3種類は使います(紙用の鋏、裁ち鋏、糸きり鋏)。
ミシンも2台。ロックミシンと職業用ミシンです。定規は巻き尺、竹尺、鉄尺、手元で操作するプラスチックの小さな定規、雲尺。副資材もいくつも必要です。芯地は布の種類や求める風合いによっていろいろなものを使い分けますし、ボタンやファスナー、糸、ボビンもわんさか持っています。

洋裁に限りません。上の画像のような水彩画を描くのにも、いくつもの画材と道具を使います。
鉛筆に消しゴム、色鉛筆、水彩色鉛筆。そして水彩絵の具、顔彩。平筆、丸筆、面相筆、筆洗、綿棒、ティッシュ、筆を拭くためのタオルなどなど。

クリエイティブな活動には、これらのモノ=ツールを管理する能力も大事なんですね。
何かやろうと思い立った時にすぐに道具が出てきて、さっと片付けられるのが理想です。
「あそこに入れたはず」ガサガサ
「ああもう片付けておかなくちゃ」ごそごそ
そんなことの繰り返しに時間をとられているなぁ。

時間が足りないと思っているときには、つい時間のやりくりだけを考えちゃいますが、道具の管理を変えることから始めるのがわたしにはいいのかも…と、うっすら気がついてしまいました。うへぇ。
キッチン以外での片付けとか整理整頓とか、苦手なんです。

まずは…本棚を買うところから始めます。
本棚がないので押し入れの1/3を書籍が占領しているんです。これを変えて、押入れも活用できるようにしたい。
道具の話じゃなかったんかいという展開になってしまいました。