室内のケーブルを隠す

無印良品のポリプロピレンテープでできているバスケットを使って、モデム類のコードを隠す

今の部屋は築40年超えの古いマンションです。構造や生活音については特に問題はないものの、コンセントを挿せる箇所が少ない。電子レンジすら一般的ではなかった時代の建物だから、そんなものです。

電源遠すぎ問題

光回線が使えるからハコが古くてもいいだろうとここに決めたのに、肝心のONU(光信号を電気信号に変換する機器)とルーターを置く場所がなんと玄関の下駄箱のうえ。そこしか選択肢がないのに、電源が近くにない。

そうです。昔は玄関に黒電話がおいてありましたよね。若い人のために解説すると、黒電話は電源が不要です。だから電源の場所は気にしなくてよかったのです。

最も近い電源は壁づたいで7mの距離にあり、ONUに付属のケーブルの長さは5mでした。玄関とキッチンという特性上、床にケーブルを這わせるわけにはゆきません。躓いてしまうし踏んづけまくって邪魔になる未来がみえる。
結論はひとつです。電源から玄関の下駄箱上まで延長コードをもってくる。これしかありません。

モールで電源コードをとりまわす

そんなわけで、モールを壁に張り電源コードをとりまわすことにしました。
モールは裏に両面テープがすでに貼ってあるものを買いました。配線カバーのことをモールといいます。壁に貼る側とフタ側の2種類の部品からなる薄いケースのものがほとんどです。初心者のわたしは1mだけ買って、構造や使い勝手、色味を確かめてみました。ここにヨドバシドットコムのリンクをはっておきます。

モールで延長コードを隠す

こちらが実際の様子です。左手の下のほう、床近くに電源があります。そこから壁を伝わせて、玄関扉の上を経由し、下駄箱の上までモールをはりました。梁の凹凸(出隅(でずみ)・入隅(いりずみ))に合わせて加工するのが大変でした。プラスチックが切れるノコギリとヤスリも必要です。
これで電源問題はなんとか解決です。

モールは便利です。洗濯機の裏からだらんと垂れた忌々しいグレーのケーブルや緑のアース線も隠せます。あらやだ。スッキリ🤩

こんなふうに意気揚々としていたのも束の間で、猛暑がやってきて事件がおきました。

暑すぎてモール脱落

モールを天井近くの壁にはりつけているテープが暑さでゆるんでしまい、落ちました。
3回も脚立を持ち出して貼り直し、3回目には「どうせまた剥がれるんでしょ」と適当にやったら今度は落ちない。どういうことですか。今年の夏もまた落ちるだろう、そのとき直せばいいやと思っていたのに落ちない。今も微妙にズレた仕上がりのままです。とほほ…

ACアダプター類を隠す

次に悩ましいのは、下駄箱のうえのONUとルーター、それらのコード類です。電源タップにACアダプター、束ねたコードが下駄箱のうえにわだかまっています。ごちゃごちゃしていて見苦しい。
ケーブルボックスやルーターボックスも検討しましたが、気に入るものがない。そんなこんなで1年以上経過してしまいました。
しかしここでいきなり解決策がみつかります。

カゴです。

通気性を確保しつつ軽くて手入れが楽、使わなくなっても再利用可能。そんなポテンシャルを秘めているのがカゴです。

無印良品のカゴがいい感じの深さ

最初は天然素材で探しました。ウォーターヒヤシンスやシーグラス、竹など、いろんな素材があって素敵な風合いです。しかし、ONUがすっぽり入る深さではコンパクトサイズのものがない。バスタオルは入らなくていいんや…浅型のものも意味がないんや…
PCディスプレイの前でひとり唸っていてもなにも捗りません。とりあえずお店を回ってみよう!そう思ってたまたま入った無印良品で見つけたバスケットが、ぴったりのサイズでした。しかもお安い。

暗い玄関をちょっと明るくしてくれる黄色を選びました。
この中にONUと電源タップ、ACアダプターをいれてみました。すっぽりおさまります。コードのために裏に穴を開けるのは思いとどまりました。そこからバラバラになってしまうかもしれないので…!

熱を持ちやすいルーターは外にだしました。熱対策で、下駄箱からすこし浮かせるように桐箱に載せています。

横から見るとこんな感じで電源コードがやや目障りですが、いいことにします。ごちゃごちゃして埃もたまりやすく地味にストレスでしたが、解消されました。
玄関が散らかっているのはほんとうによくない。
ようやくまともな人の住処のようになってきました。