ヨボ。

今年の10月は全くブログ投稿ができなかった。
下書きにしている投稿はいくつかあったのだけれども、完成させられずにまだ下書き状態になっている。
そのうちSinwarがイスラエル軍によって殺されてしまい、その衝撃で一気に気持ちが沈みこみ聴覚に異常を来した。

聴覚がストレスや気圧の乱高下でおかしくなることはこれまでもあったので、しばらくほうっておいたが治る気配がない。
しかたがなく耳鼻咽喉科にいったところ「メニエール病ですね」と診断され、ステロイド剤や脳圧を下げる薬などをどっさり処方された。「めまいしないのにメニエール…?」と訝しみながらも、聴覚が戻らないと困るので服薬を開始した。

これがまたよくなかった。
ステロイド剤の副作用で動悸・胃痛・便秘がおこり、脳圧を下げる薬の副作用でめまいが起きた。ありていにいうと服薬してからの方が弱ってしまった。再度診察を受け、ステロイドの服用を3日半でストップした。

こんな調子だったせいで、なんだかヨボヨボしている。
もちろん毎日働いている。公園をウォーキングしているしごはんも食べている。
が、元気が出ないのだ。

元気が出ない時は無理に出す必要はない。猫とゴロゴロしていようぜ!と、もしこれが友人相手だったら言える。

でも、自分のこととなると話は別だ。

「元気がでない」こと、それがちょっと長く続いていることに焦りを感じてしまう。
50歳過ぎると、このまま火力が弱まってしまうんじゃないかと不安なのだ。

実感としては、40代のような「あれしてみたい!これもやってみたい!キャハー!」という躁状態が8割なくなってしまった。8割なくなるってつまりほとんどないということで、当然、常にテンションが低い。いつもそこはかとなく「つまらない」というか、気持ちに浮力がない状態がデフォルトになる。

こんな状態が続くのは生き物として生命力が低下しているのではないか?と焦っちゃうんですなぁ。
体調を崩しているのだからそれはそうなんだろうけれど、もう「老い」がちっともオブラートに包まれてないんですよ。剥き出しでやってきちゃっているんですよ。それを直視するのがおそろしい…

生まれて初めて50代を経験するので、戸惑いしかない。
親より先に死ぬわけにはゆかぬという一心で(どうみても80代の両親のほうがわたしより元気そう)、なんとかこの秋を乗り越えたい。