グラニートートバッグ

青い内布に柄物の布でポケットを縫い付け、ポケットの上にはマグネットボタンをつけたところ

2000年から洋裁にハマり、一時は「テイラーになりたい」ととち狂うほど服を縫っていました。
その後、猫ベッド屋になったりしたのは以前書いた通りです。その時の名残で数十種類の布をいまだに持っています。山ほどあった在庫布ですが、徐々に手放し、増やさないようにしています。
どうしても新しく欲しい布があった場合には、なるべく小さな単位で買って使い切るように頑張っています

スライサーで自立するバッグが作れる

先日、まるの猫ベッドにぴったりと思って買った布が、まだ余っていたのでグラニートートを縫いました。

グラニートートバッグ

テープ部分のステッチの色がやたら濃いのが気になります。糸も買い足さないようにしているので、手持ちで済ませようとした結果です。ステッチの色は布より濃い色にするのが鉄則ですが、これは濃すぎでした。おまけにステッチがヨレヨレ。どうか薄目でみてください。

この布は1枚ではペラペラに薄いので、裏に「スライサー」というシール芯を貼っています。バッグを縫う人ならお馴染みの副資材です。この芯を貼ると布がしっかりして自立します。
わたしはずっとこちらのお店で購入しています。
【浅草ゆうらぶ】

布がしっかり形を保つし強度もでるスライサー。いいことづくめのように感じますよね。
ところが、スライサーは接着剤が裏についているのが厄介なんです。ミシンで縫う・まち針でとめる・手縫いするときには針がこの接着剤でベタベタになるんです。ベタベタを防ぐ目的でシリコンオイルを使います。縫っている最中はこまめにシリコンオイルをミシンの針に塗ります。これがけっこう大変。オイルだから布についてしまうと染み抜き作業が発生しますし、作業中はてんやわんやです。だから一般家庭には浸透しない副資材なんだな…と毎回実感しています。

使い勝手がいいサイズのバッグ

この形のバッグを縫うのは5個目で、自分用には3代目になります。とても使い勝手がいいサイズで活躍してくれます。
なにがいいって、牛乳やお醤油のボトルがこの角にピタッとハマる感じで縦に入れられるし、マチで底の形が決まっているので食品があっちこっちに移動しない点です。市販のエコバッグは柔らかい素材が多くて形がふにゃふにゃと定まらず、中で食品がぐちゃぐちゃになったりボトルが倒れたりしがちで、それが地味にストレスなんですよね。

そして意外に大容量なのも便利です。
コンパクトな見た目なのに米2キロ、醤油のボトルをいれてもまだこんなに余裕があり、お肉のパックとか野菜とか詰められます。(重くなるけど)

このバッグのパターンはバッグ作りが趣味という方のブログで公開されていたものだったと記憶しています。素晴らしいサイズ感。お礼を言いたいけれど、もうそのブログも見つけることができません。

next project

ほんの少しだけ残ったこの布で、次はTea Cozyを縫います。
これがまた面倒なことに内布選びに時間がかかっています。実用品だから茶渋が目立たない色がいいと思ったり、いやいや、気分があがればそれでいいでしょと思ったり。いや、これを内布にして外側は毛糸で編もうかとか思いついてしまったり。
できあがったらまたお披露目します。ステッチがヨレヨレしていても自家用だしと見逃してやってください。