冬の楽しみ・生姜シロップ

野菜が高い。今季の冬は大根も白菜も高く、かつ、出来があまりよくない。
今年はゆず大根が作れないまま終わりそうだ。

駅のそばにある小規模資本のスーパー:グレースは、品揃えと良心的な価格なので、よく買い物させてもらっている。昨日も玉ねぎを買いにいっただけなのに、気がつけばあれもこれも買ってしまっていた。

今回わたしがとびついてしまったのは熊本県産の生姜だ。約550g入って207円(税別)という安さだったから、生姜ラバーとしては買わない手はない。生姜は肉にも魚にもよく合うし、飲み物やお菓子にも使える万能選手だし、冷凍が効くので助かる。

俺たちのグレースには頑張ってほしい

一袋買って泥を落とし、キッチンペーパーでよく拭いて1/3を母に分けた。

とりあえず120gほどを薄切りにして、ざらめと水を加えて弱火でクツクツと煮込む。
最初の2/3ぐらいの水位になりとろみがでてきたら、生姜シロップの出来あがりだ。煮沸消毒した容器にいれて、冷蔵庫で保存すれば1年近く楽しめる(けど大抵はその前に終わる)。

ホールスパイスの丁子(頭の丸いところは取る)やシナモン、黒胡椒をほんの少し入れてもいい。
コーディアルとは異なるので、がっつりとスパイスを効かせる必要はない。煮魚とかお菓子にも使えるように、微かに香る程度の隠し味としてスパイスを使う。

生姜シロップ大さじ1〜2とすりおろした生姜(小さじ1/3程度)にあたたかいお湯を注げば、自家製の生姜湯が楽しめる。
レモンの果汁も加えて炭酸水で割れば、素朴なジンジャーエールにもなる。
生姜好きなら一度は作ってみてほしい。

元レシピはこちらの書籍に載っています。(書籍の表紙の写真が使用不可のため、リンクでのご紹介です)
『体が整う とっておきのしょうがレシピ』(2023, ナツメ社)

生姜味のものはなんでも美味しく感じてしまう。ジンジャーブレッドも大好きだし、金沢の銘菓;柴舟も大好きだ。
生姜焼きは無論、生姜の効いたつくねや佃煮もおいしい。
「これにも生姜が合うよ!」というおすすめがあったらぜひ教えてほしいものです。