2024年の夏はいつまでも暑くて秋がほとんどない有様ですが、さすがに11月が近づくにつれて気温が下がってきました。これくらいの季節はいつも寝具に悩みます。暑いと感じたら夜中にはいでしまう。だけど寒いと熟睡できない。
というわけでアンクルウォーマーを編みました。これならお布団をはいでも脚は冷えません。
膝下から足首までカバーするレッグウォーマーが苦手です。なんとなく窮屈で違和感が拭えず、夜つけて眠ると足首のあたりでぐしゃぐしゃになっているのも気に入りません。足首だけ温かければわたしは十分です。
11年前の冬に、最初のアンクルウォーマーをソックヤーンで編みました。それがずいぶんとくたびれて薄汚い感じになってしまい、いいかげん2代めを編むか…と思い立ってからはや数年経ってしまいました。さすがに今年はもう編もうと8月ごろから決めていて、浅草橋の毛糸屋さん:keitoのオリジナルソックヤーンを使って編み込み模様のアンクルウォーマーを編みました。
keitoさんのHot Ray Sock Yarn
こちらの毛糸はアクリル80%、ナイロン15%、ウール5%です。ウールが少ないせいで編んでいると弾力がなく、すぐに糸が割れてしまう。(6plyぐらいなんです)そして針先に伝わるのはキシキシした感触です。ところが編み上がるとふんわりやわらかく、さすがアクリルという感じでした。
keitoさんによれば「遠赤外線を放射する特殊セラミックを練り込んだアクリル素材を使用しています。あったかくて保湿性がよい!そんな素材です」とのことです。
細かい編み込み模様の編み地は、裏にわたる糸のせいで分厚くなるものです。こちらの糸はふわっとしたゆるい撚りの糸だからか、厚みはそれほどでもなく、使った糸は両足分で青が17g、黄色が7gでした。
アメリカ式とフランス式
ここから先は棒針編みをする人向けの話題となります。
今回使ったのは、US 1号の輪針(ゴム編み部分)と3号の輪針(模様編み部分)です。
1目ごとに青と黄色という編み込みが続くとき、青はアメリカ式(右手に編み糸をかける)、黄色はフランス式(左手に編み糸をかける)で編んでみたところ、両方ともフランス式で編んだ段にくらべてゲージがかなり変わってしまいました。
予想を遥かに上回ってゲージが小さくなりました。やはりアメリカ式は目が詰んだ編み地になるんですね。アンクルウォーマーだからよかったものの、ゲージが途中で変わるのは好ましくありません。
9歳のころからずっとフランス式の編み方に慣れているから今更アメリカ式に変えることはありませんが…
編み込みのときはアメリカ式をメインカラーに使うと裏にわたる糸が交錯することがないし、編み地のもたつきも起こりにくい。これがメリットだなと感じます。
所要時間は糸始末も含めて6時間ぐらいなものです。
筒状に編めばいいだけ、しかも丈が短くてOKのアンクルウォーマーなら気軽に始められると思います。
棒針編みしましょうよ〜🧶 それぞれが好きなものを編むニットカフェみたいなイベント、オンラインでやってみようかしら。