無力感に襲われても

イスラエル軍によるガザへの爆撃がまだ止みません。死者数2万人を超え、行方不明者も何百人もいる状況です。
イスラエルはじわじわと民族浄化を50年以上に渡ってすすめてきましたが、ここにきてもう悪意を隠そうともせずにパレスチナのアラブ人を殺しています。これは宗教の問題ではない。人道の問題です。

そんな状況を日本でずっとおいかけているだけでも悲しく憤ろしく、無力感に襲われます。

つらいならSNSを閉じてその状況から離れろという人もいますが、そうやってみてみぬふりをするのは結局イスラエルに加担することです。武装もしていない一般市民、病院、学校、教会、モスクなども爆撃対象となっているのに、みてみぬふりなどはできません。イスラエルは報道関係者や国境なき医師団のメンバーも殺し、国連職員も殺し、文字どおり暴走しています。
シオニストの「ユダヤ人以外は人間ではない、殲滅すべし」という悪意は、放っておいたら容易に他の民族にも向かうことでしょう。わたしたちアジア人も例外ではありえません。

もしなにか意思表示をしたいのなら、すぐにできる行動があります。
署名、デモ、スタンディングがあります。デモやスタンディングは女性にとってはややハードルが高いかもしれません。すぐにできる行動としては、イスラエル資本企業やイスラエルを支持している企業の製品を買わないというものがあります。

草の根的な意思表示として有効なのは、スターバックス、マクドナルド、セブンイレブン、WIX、ピザハット、プーマ、ヒューレットアンドパッカード、ネスレ、コカコーラ、ソーダストリーム、ディズニー等の製品やサービスを買わないなどです。
身の回りに溢れているのでびっくりしますよね。「わたしひとりがボイコットしても意味ないかも」なんて思わないでください。実際にスターバックスは今回のボイコット運動で110億米国ドルもの損失を出し、CEOが声明を出さざるを得ない状況に陥っています。効果はあるのです。やらないより何倍もマシです。

それ以外にも、パレスチナのことを知る・学ぶことも立派なアクションです。わたしは2024年1月13日(土)、生活クラブ生協の下記の学習会に参加します。お近くの方はぜひ!無料です。

パレスチナでオリーブをつくる、ということ(オンライン併用開催)

画像は上記リンクからお借りしました

生協の組合員でなくても参加可能です。小田急線経堂駅から徒歩3分の会場での開催ですが、ZOOMでも参加できます。

もしもう少し詳しくボイコット対象となる企業などを知りたいのなら、下記の記事が参考になります。
パレスチナ人虐殺から利益を得ている企業に対して今すぐ行動を

他人の悪意や政治問題、宗教問題という「ややこしい印象」のあるものは、ストレスですよね。
しかし、ストレスだからと回避していると、いつの間にか自分も加害に加担していたり、自分も加害対象になっていたりします。クリスマスからお正月にかけてなにか善きことをしたいという気持ちが湧いてくるときにこそ、一歩踏み出して行動に移していただけたら嬉しいです。