水出し茶を淹れる

彩り、暮らす。の画像

今年の夏も猛烈に暑かった。
水出しの緑茶や麦茶、中国茶のお世話になって乗り切った感がある。
桃の皮と芯を入れて香りをうつした水出しの中国茶は、特別感があってしみじみと美味しかった。

水出しのお茶にはこの画像に写っているボトルを愛用してきた。冷蔵庫のドアポケットにおさまるのは便利な反面、手入れが結構面倒くさい。食洗機がないので全てを手で洗っているが、ボトルのキャップ部分(赤いパーツ)の細い溝は普通のスポンジでは隅々まで届かず、洗いきれない。

緑茶や中国茶はまだ良くて、麦茶は独特なぬめりというかお茶の成分が容器に残る感じが強い。ボトルをさっぱりと洗いきれていない感じを抱きながら毎日使うのは、何だか気色悪い。

手をズボッと入れて洗える大きなティーポットの存在を思い出し、麦茶はそれで淹れることにした。

1970年代〜80年代初頭ハンガリー製(Hollohaza)のこの大きなコーヒーポットは、なみなみ入れたら1200cc弱の容量がある。これに麦茶のパックと水を注ぎ、一晩冷蔵庫においておけば翌朝には冷たい麦茶が出来上がっている。グラスに注ぐときに液ダレしないから、ストレスが減った。そしてなにより隅々まで洗えるのがありがたい。専用のボトルブラシは不要で、普通のスポンジで洗える。道具をいたずらに増やさずに済む。

麦茶パックが先日終わってしまったので、この数日はほうじ茶のテトラパックを水出しで楽しんでいる。涼しくなったとはいえ、まだ30℃にもなる日もあり、冷たいお茶の出番は続きそうだ。