自分で作るコーンポタージュ

コーンポタージュといえばインスタントのカップスープを思い浮かべる。安定した味で手軽に作れるインスタントスープはありがたい。でも、夏なのでコーンの旬だ。コーンポタージュも手作りするとびっくりするほど滋味があり、おいしい。

というわけでコーンポタージュを作る。

富良野のとうもろこし

先週、富良野のとうもろこしが生協で届いた。(うちの近所の畑ではとうもろこしの旬はもう終わってしまっている)レンジで加熱後、塩水につけてから水気をきっておいたものを今回は使う。

富良野のとうもろこしをレンジで加熱後、塩水につけておいたものを白いまな板に置いている画像

実をこそげ落とすように芯から切る。

とうもろこしの芯で出汁をひく

とうもろこしごはんでは、実を切り落とした芯もお米と一緒に炊く。なぜならとうもろこしの芯からは、いい出汁がでるからだ。
コーンポタージュを作る時も芯は捨てない。玉ねぎやコーンの実の部分をバターで炒めている傍ら、芯からコトコトと出汁をとる。本来なら綺麗に洗った皮やヒゲも使えるが、今回は皮の汚れがひどかったのとヒゲが傷んでいたので芯だけ使う。
とうもろこしの芯はひたひたの水から10分ほど煮て出汁をひく。皮も使う場合は15分ぐらいは煮る。

とうもろこしの芯を小鍋で水から煮て出汁をひいているところの画像
玉ねぎとコーンをバターでゆっくり炒めているところの画像

玉ねぎは少しだけ

いろんなレシピがあるが、わたしは玉ねぎを少しだけ入れるのが好きだ。
玉ねぎとコーンをバターでゆっくり炒めておき、そこに芯からとった出汁を濾しながら注ぎ入れ、コンソメを加えたら3〜5分ほど煮る。あまり煮こむと芯からとった出汁の風味が飛ぶような気がする。

玉ねぎはたくさん使わない。また、炒めすぎない。玉ねぎは今回はあくまでも脇役だから、たくさんの玉ねぎを飴色になるまで炒めたのでは、コーンポタージュの風味を損ねてしまう。
また、コンソメは好きなものでよし。チキンコンソメやコンソメキューブはメーカーによって味がかなりちがうから、お好きなものをどうぞ。

濾す?濾さない?好みに合わせて調整

粗熱がとれたらハンドブレンダーやミキサーにかける。
口当たりが気になる人は、これを濾してから牛乳と混ぜる。けっこうザルの目がつまって面倒臭い。つぶつぶ感を残したいなら、半分濾して半分はそのままにする等して自分の好みの食感を探してください。わたしは普段は2/3を濾し、残りはそのままにする。
また、牛乳の量もお好みで調整できる。夏は水分の多いテクスチャーでもいいし、ぽってりとした味わいが欲しいなら牛乳の量は減らす。牛乳の乳脂肪分をかえるなどのアレンジも自在にできる。そういうことができるのも、自分で作る愉しさのひとつだ。

牛乳と混ぜたら味をみて塩気を調整する。
冷蔵庫で冷やして食べるもよし、温めて食べるもよし。生クリームはどちらの場合も食べる直前に混ぜる。
旬のとうもろこしの味をしっかり味わってください。