手軽な保存食・果実のコンポート

ネクタリンのコンポートを作っている画像

今年は早くから暑かったせいか、果実の当たり年でしたね。
その反面で、大雨や台風のせいで里芋やじゃがいもがダメになり、気温が高すぎて葉物野菜もダメになりで、農家の方々は大変だったことと思います。


7月にはネクタリンをたくさん買ってコンポートにしました。
皮ごと煮るとシロップもほんのりピンクに色づいて、幸せそのものの色になります。
コンポートは家庭で手軽に作れる保存食。ぜひ作ってみてほしいです。果物を食べ切るまえに傷ませてしまいそうな時にもコンポートは便利です。いちじくのように傷みやすい柔らかな果実にもいいですし、ゴリゴリの桃なんかも思い切ってコンポートにするとびっくりするほどいい香りでうっとりします。

コンポートの作り方

・果実はよく洗って水気もふいてから切る
・砂糖は果実(種や皮を含むまるごとの重量)の25%から30%
・水は砂糖1に対して4または5程度(水分量の多い果実なら4)
​・煮る時間は、煮汁が煮たってから弱火にして10分〜15分(量と果肉の柔らかさによります)

こんな感じで作ると失敗がありません。
使う鍋は深めのステンレス鍋かホーロー鍋が最適です。深ければ吹きこぼれてガス台が大惨事になるのが避けられます。アルミ製のお鍋では果実の酸で腐食するし、テフロン加工のものだと煮汁の色がよく見えないからテンションが上がらない。白いホーローの寸胴鍋っぽいサイズのお鍋なら最高です。

酸味や香りの少ない、ちょっとぼやけた味の果実なら、黒胡椒やシナモン(どちらもホール)などで風味を足すと大人の味になります。

大きな瓶を煮沸消毒して詰めれば、冷蔵庫で2ヶ月ほどもちます。
まぁ、たいていその前に食べ切ってしまうんですけどね。