履き口から編む靴下

靴下を時々編んでいる。爪先から編むやり方が好きだが、履き口から編む靴下もたまに編む。
たまに編むものだからノウハウがなかなか蓄積しない。久しぶりに履き口から編む靴下を編んだので、きれいに仕上げるための注意点を備忘録としてまとめておく。

きれいに仕上げるための注意点

メインカラーとコントラストカラーの切り替え位置

今回はオフホワイトをメインカラー(MC)、多色の糸をコントラストカラー(CC)にした。
このようにはっきりと色の異なる糸同士を組み合わせたとき、模様として瑕疵のないように(つまり、変に見えるところがないように)仕上げるには色の切替え点に注意が必要だ。

コントラストカラー;CCで足首までを編み終えて目を休め、ヒールをメインカラー;MCで編む。
そしてそのままMC(オフホワイト)でガセットと足の甲の最初の段を編み進めた。
下の画像の黄色の円で囲ったところを見てほしい。休み目とヒールフラップの境のところが、まるで1目だけ1段下から拾っているかのように見えてしまう。

休み目の両端はヒールフラップを編むにつれ渡り糸がゆるんでしまうので、意図しない隙間が開きやすい。これに加えて、ここは拾い目をした時に妙な穴(右側の黄色い円の中を参照)ができる。だから、指定の目数より1目多く拾って次の段で減らし目をしてギュッと締めあげたりするわけだが、色のギャップまでは解消できない。色のギャップで見た目がおかしくなるのを回避するには、色の連続性で対処するのが確実だ。拾い目をMCでするのであれば、足首をMCで編み終えて休み目とする必要があるとわかった。

ガセットの拾い目

また、かかとのガセットのための拾い目は、本体を編んでいる編み針より0.25〜0.5mm直径が細い針で拾うときれいに仕上がる。

そして、拾い目をやり直す時には中途半端な拾い直しはしない方がよい。
上の画像の赤い字矢印部分は、拾い目を15目ぐらいうっかり針から落としてしまって針に戻した結果だ。目の糸が捻れたり糸のテンションに不均等が生じたりしている。そもそも拾う場所を間違えている箇所もあった。この程度ならやり直しにかかる時間はせいぜい10分ぐらいのことなのだから、短気を起こさずやり直したほうが後悔をひきずらない。

靴下の爪先のメリヤスはぎ

爪先をメリヤスはぎで閉じる時、両端の目がぴょこんと尖るのが気になっていた。
これを英語圏では「耳」と呼んでいるようで、耳を目立たなくさせる方法があることも今回知った。耳なしメリヤスはぎ(kitchener stitch)のやり方をYouTubeで見つけ、それに従ってやってみた結果、爪先をなだらかなカーブに仕上げることができた。古典的なやり方しか知らず、「こんなもんなのね」と思っていたけど、世の中には美しく仕上げるための工夫を重ねる人たちがいるのだなと感動した。

口で説明するのが難しいのだけれど、はぎ始めとはぎ終わりをあっさりやるだけで済む(どう説明したらいいのか💦)こちらの動画のやり方がいちばんわかりやすい。メリヤスはぎに不満を感じる方は参考にしてみてほしい。

編んだものの記録

使用糸:
メインカラー(オフホワイト)West Yorkshire Spinners “Signature” 4PLY, Colorway; “MILK BOTTLE”
コントラストカラー SCHOPPEL “Crazy Zauberball”, Colorway; 2334 ( “Malerwinkel” )

使用した編み針:
US #1.5(2.50mm)
US #0(2.00mm)リブ編みとかかと、爪先。(片方だけガセットの拾い目にUS#2-0 (1.75mm)を試しに使用)

参考にしたパターン:https://ravel.me/crazy-things