9月21日はまるがうちにやってきて3周年でした。
そこで3年ぶりに猫ベッドを縫ってプレゼントしました。
そらまめ屋の思い出
10数年前になりますが、かつてわたしは猫ベッド専門店を個人でやっていました。そらまめ屋という小さなウェブショップでした。縫うのもショップ構築も発送も自分でやっていて楽しかったです。
猫は好みがうるさくて、市販の猫ベッドは買ってきても使わないこともよくあります。だから自分で作ることにしたのでした。猫の好みと飼主の利便性とを追求して、洗ってもすぐ乾くよう、中綿にも工夫していました。どんな猫でも気に入る猫ベッドとして、口コミでお客様がついてくれました。新作をアップすればすぐに売り切れるようになり、ありがたかったです。
すばらしいクオリティだった中綿は製造中止で入手できなくなり、中芯も業者が小口取引を渋るようになったのを機に、お店はたたみました。今は残った中芯を大事に使いながら、自家用の猫ベッドだけを縫っています。
まるの好みはしっかりした猫ベッド
3年前にまるをお迎えし、すぐにピンクと赤を基調とするUSコットンで猫ベッドを縫いました。これは非常に気に入ってもらえました。
猫にも好みがあって、まるは中芯の入ったかっちりした仕上がりの猫ベッドが好きです。
中芯なしでつくった2台めの猫ベッドは嫌いで、まったく使おうとしませんでした。
「ちょっと座ってみなよ」と抱いて入れてやってもこのとおりです。背中からお尻にかけての毛の立ち具合から、どれほどイヤかが伝わってきますね…せつない。
今回はその反省をふまえ、中芯をいれて作りました。
オレンジ色の木の実の柄がかわいらしい。まるのケージのなかの水飲み容器もオレンジ色です。猫用品の色を揃えることができて部屋もスッキリしました。
お気に召したのか、猫ベッドにいりびたってます。
猫ベッド屋時代に仕入れたたくさんの布を、捨てがたくてとってあります。個人輸入したUSコットンや、ちょっと変わったデザインの布などはどうしても手放せません。布のデザインが好きで買うわけで、ハギレになってしまってもかわいくて捨てるのがしのびないのです。
今回もこの布があまりにかわいいので、使い切ることにしました。あと2品、人用のなにかになる予定です。